Vol.368 保証付き融資が代位弁済された後はどうなるのか?

配信日:2020年12月24日

配信日:2020年12月24日

 

コロナで経営が厳しく、先日銀行から借りていた融資が
信用保証協会に移ることになりました。
これから保証協会との協議があるのですが、
これからどうなってしまうのでしょう。
もう会社を続けることはできなくなりますか?

 

このようなご質問を頂き、YouTubeで対談形式で
回答させていただきました。

 

このケースは、
信用保証協会の保証付き融資の返済が出来なくなり、
いわゆる信用保証協会による代位弁済がされた状態です。

 

信用保証協会による代位弁済がされるということは、
金融事故が発生したという事であり、銀行に返済を待って
もらうリスケジュールをしている状態よりも悪い局面です。

 

では、代位弁済になると今後の事業継続は不可能か?
といえば、そんなことはありません。

 

信用保証協会が代位弁済したからと言って借金がチャラに
なるわけではなく、今後は銀行ではなく信用保証協会へ
返済をしていく事になりますが、その返済が完了すれば、
また新たに信用保証協会による保証を受けることができる
ようになります。

 

そこまで回復するには、険しく長い道のりになることが
多いですが、諦めずに経営改善を実行することで、
復活できるケースは実際にあります。

 

私の顧問先でも一度、代位弁済になってしまってから
立て直しに成功して、保証付き融資を再度受けられるように
なった会社はあります。

 

また、リスケよりも代位弁済の方がメリットがある面も
あるので、状況によっては、あえて代位弁済になることを
選択して事業再生を進めるケースもあります。
これについては、動画の中でお伝えしているので、
ぜひご覧下さい。

 

信用保証協会による代位弁済までフェーズが進む
ということは、経営状況が非常に厳しいという事であり、
そこから立て直すのは、大変な苦労ではありますが、
諦めることなく改善を実行できれば復活できます。

 

ぜひ、知って頂きたいと思います。

 

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本記事は、赤沼慎太郎発行の無料メールマガジン
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から記事を一部抜粋したものです。
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