配信日:2025年2月4日
企業の粉飾決算が明るみに出て倒産する、いわゆる「粉飾倒産」が増えています。
昨年末にも元銀行員の経営コンサルタントによる粉飾指南事件の報道がありました。
粉飾決算は、会計の知識がある程度があると、意外と簡単にできてしまうものです。
しかし、一度やってしまうと元に戻すことは非常に大変なことであり時間と労力、お金がかかります。
また、最悪の場合にその先に待っているのは「信用の崩壊」と「経営破綻」です。
2023年に堀正工業による大粉飾事件があったのをご存知ですか?
「世紀の大粉飾」と言われるような大きな粉飾事件です。
大規模な粉飾を行い、50行以上の取引銀行を長年にわたり粉飾で騙し続けていた事件です。
堀正工業の社長は、なぜ粉飾を行なったのでしょう?
そこには、経営者としての切実な苦悩もあったのでしょう。
私自身、経営改善のご相談を受ける中で、「実は決算書をちょっと・・・」と、粉飾してしまっているというご相談を受けることも少なくありません。
粉飾してしまった事実は消せませんのでそこからどのように正常化して行くかが重要です。
もちろん、取引銀行から引き続き支援をしてもらう必要があるのでそこの調整がキーポイントになります。
適切な対応策を考え行動することが重要です。
今回の動画では、以下を解説しています。
・堀正工業の粉飾決算事件の概要
・粉飾決算が経営にもたらすリスク
ぜひご参考にして下さい。