配信日:2019年5月14日
配信日:2019年5月14日
毎月1週間~10日、長い時には2
日本とマレーシアを行き来する生活をしだして、もうすぐ1年経過します。
この1年間、本当に濃い時間を送ったなと思います。
マレーシアは、ご存知の方も多いと思いますが、多民族国家です。
国民の約67%はマレー系、約25%が中華系、約7%がインド系
また、宗教に関しても、国教はイスラム教で、マレー系を中心に広
いますが、一方で中国系は仏教、インド系はヒンドゥー教を信仰す
キリスト教徒も多くおり、多宗教の国でもあります。
同じマレーシア国民でも民族によって考え方が全く違いますし、
同じ民族でも宗教によっても違います。
日本もグローバル化が進んできてはいますが、日本人同士の考え方
根本的には共通項が多く、だからこそ「阿吽の呼吸」というものも
私も日本で生まれ長く日本で生活していますので、日本で培われた
感覚や常識が身に染み込んでいますが、マレーシアで生活してみて
日本の常識は必ずしも外国ではそうでないという事を思い知らされ
こうしたことは、よく言われることですが、実際に生活して実感す
読んだり聞いたりしたこととはまた違った感覚として感じます。
そういった意味で、考え方や視野が広がった気がします。
日本人的感覚からすると首を傾げるようなことも、
もちろん悪気があっての事ではなく、そもそもそういう感覚であり
それを理解した上で付き合わなければ、日本的な感覚を押し付けよ
当然ながら通じませんし、逆に反発を買うことになります。
これは、プライベートの関係もそうですが、ビジネスの関係でもそ
なので、日本だけでビジネスをしていると海外に出たときに苦労す
こうした感覚を持っていない為、理解できないというのが一つある
例えば、マレーシアの日系企業にマレーシア人が勤務するのであれ
当然、日本のマナーやエチケット、感覚を身に付けてもらう必要が
頭ごなしに指導しても、日本独特の感覚を理解するのは難しいこと
相手の価値観を尊重した上で、日本の文化や考え方を気長に伝えて
行動できるようにしなければなりません。
こういうトレーニングをするには、マレーシアはとても適した国で
マレーシアは親日国なので、日本が大好きな人が多いです。
タクシーに乗っても、日本人だとわかるとテンション高くなる
ドライバーも多く、たくさん日本について質問してきます。
レストランで相席になった時なんかもそうです。
日本人をリスペクトしてくれているという点は、日本人や日本企業
活動しやすい大きなポイントになります。
そうした環境の中で、異文化でのビジネスや人材育成のトレーニン
できる国は、そう多くはないと思います。
外国人の価値観を学ぶ重要性は、海外進出する会社だけが必要なの
日本国内でビジネスする会社にも今後絶対的に必要となるでしょう
都内のコンビニやファーストフード店では、多くの外国人が働いて
日本人の店員の方が少ないくらいですが、今後どんどん外国人が増
彼らと円滑なコミュニケーションを取ってお互い気持ちよく働くた
そうした感覚を学ぶことは必須です。
このような感覚や外国人の採用の際のアドバイスなんかも
顧問先の会社さんには私なりにお伝えしていきたいと思っています
マレーシアは、外資規制やビザの取得、インフラの整備などビジネ
展開する為の環境のレベルの高さが実は日本よりも上です。
世界銀行のビジネス環境調査「Doing Business 2019」によるとマレーシアは
日本(39位)よりも上位の15位に位置します。
また、マレーシアの人口は約3200万人と、2億6500万人い
1億7千万人のフィリピンと比べると見劣りし、魅力が低いように
実はデータによると、マレーシアは可処分所得が2.5万ドル以上
世帯割合が高く、その層の絶対数はシンガポール、タイ、インドネ
フィリピンを上回り、この層においてはASEANで最も大きな市
富裕層や中間層の層が厚く、消費力の高いマレーシアは、サービス
そしてIT業に多くのチャンスがあります。
まだまだ、私も勉強中の身ですが、このメルマガをお読み頂いてい
私の得意とする財務や銀行取引の話題以外にもこうしたマレーシア
お伝えし、将来の海外展開のちょっとしたヒントになると良いなと
下記のサイトでも情報提供していますので、ぜひご覧ください!^
「マレーシアのビジネス環境」
http://oversea.info/20180640/
それでは、次回も宜しくお願い致します。
========================================
本記事は、赤沼慎太郎発行の無料メールマガジン『起業家・経営者のための「使える情報」マガジン』
から記事を一部抜粋したものです。
メルマガの購読はこちらからお申込み頂けます。