配信日:2019年3月26日
配信日:2019年3月26日
ご存知の通り、今年のゴールデンウィークは、10連休です。
5月1日が即位の日で祝日となった関係で、4月30日と5月2日は平日ですが、
祝日法で定められた飛び石を埋めるための祝日扱い、そして5月6日(月)は、
5月4日のみどりの日の振替え休日と、4月27日~5月6日まで10連休。
喜ぶ人もいるのでしょうが、喜べない人も多いと思います。
特に、経営者さんの多くは喜んでいませんね。
特に今回の連休は、4月の月末から5月の月初にまたがりますので、
月末月初の資金繰りにお気を付けください。
4月末日入金のものが5月7日まで入ってこないという事態が発生します。
自社の支払いも、同じく5月7日で良ければ、入金、出金のタイミングで
困ることはないかもしれませんが、給与支払いなどは、一般的に前倒しで
支払います。
給与支払いが月末の会社など、連休前の4月26日に支払う必要があるものが
多いと相当資金繰りが厳しくなると思います。
また、海外取引がある場合も要注意です。
実際、銀行や信金等の金融機関や日本政策金融公庫、各信用保証協会でも
このGWの資金繰り対策に関して相談窓口を設けています。
各銀行は、連休前の4月26日は、振込が集中して着金に時間がかかる
可能性があるとして、25日までに手続きをすることを薦めているようです。
連休明けの5月7日は、入出金の取引が集中しますので、残高不足に
ならないように、余裕を持てるように対応が必要です。
普段から資金繰り管理をされている会社は、このことにいち早く対策を
取っていると思いますが、そうでない会社は、今一度4月末から5月月初の
資金繰りを確認して早めに対策を取ることをお薦めします。
この場合、月次資金繰り表ではなく、毎日のお金の出入りを管理する
「日繰り表(日次資金繰り表)」で管理しなければなりません。
それでは、次回も宜しくお願い致します。
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本記事は、赤沼慎太郎発行の無料メールマガジン『起業家・経営者のための「使える情報」マガジン』
から記事を一部抜粋したものです。
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