配信日:2018年7月17日
配信日:2018年7月17日
3月、6月、9月、12月。
これらの月はどんな月か分りますか?
はい。これらの月は、多くの会社にとっての決算期、若しくは四半期の締めの
タイミングになります。
3月決算の会社が多いのは、皆さんもご存じの通りですが、
そこから3カ月刻みに、6,9,12月も決算の締め月としている会社が
多い傾向にあります。(その他の月が決算の会社ももちろんあります。)
6月決算の会社は、先月の数字がそろそろまとまってきて、前期一年間の
業績が見えてくる頃ではないでしょうか。
9月決算の会社は、そろそろ着地見込をつけて、決算対策の準備をされることを
おススメします。
12月決算の会社は、上半期が終わり、今期の目標に対する進捗具合を確認し、
下半期の対策を取ってください。
毎年、3月頃に決算対策に関する内容をお伝えしていますが、
読者さまから、もっと早いタイミングで教えてほしかった!と言われることもあります。
そうなんですよね。
決算対策というのは、決算の締めギリギリに対策しようと思っても、
対応に時間が掛かるものもあり、早いタイミングから取り掛からないと、
満足した対策が出来ません。
そういう意味では、今の時期は、9月決算の会社さんが対策をしだすのに
良いタイミングです。決算が締まるまで2ヶ月強あるので、現状を把握した上で、
どのような決算になるように行動すべきかを検討できます。
例えば、以前にも書いたように、貸借対照表に未収入金や立替金、貸付金、未払金
といった、いわゆる、金融機関が嫌う「雑勘定」の金額が大きくなっているようならば、
正しく処理をして減らすことはできないか。そもそも、これらの科目にすべきなのか。
と言ったところを確認することも重要です。
債務超過の会社であれば、あとどれくらいの利益を達成したら債務超過を解消できるのか。
たまに100万円程度の債務超過になっている会社がありますが、本当にもったいないです。
100万円と言えば、個人にとっては大きな金額ですが、会社にとってはそれほど大きな
金額ではありません。(売上規模によりますが)
正しい処理の範囲内で調整できる場合も多々あります。それをしなかったために
債務超過になってしまっていて、評価を落とすのは本当にもったいないのです。
極端な話、純資産がプラス1円か、マイナス1円かという、わずか2円の違いは、
金融機関の評価にしたら、大きな違いです。
ぜひ、面倒臭がらずに決算の締めに向けて、しっかりと対策を取ってください。
具体的に当社はどうしたら良いのだろう?とお悩みの会社さんは
ぜひ、お気軽にご相談ください。
8月の経営相談会の日程を公表したばかりなので、受付しやすい状況です。
今月の経営相談会(面談相談)の日程⇒ http://actiss.co.jp/consultation.html
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本記事は、赤沼慎太郎発行の無料メールマガジン『起業家・経営者のための「使える情報」マガジン』
から記事を一部抜粋したものです。
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