配信日:2018年1月18日
配信日:2018年1月18日
会社の経営において、資金繰りがとても重要であることは、
再三お伝えしていることですが、利益率を優先すると、
という事はよくある話です。
・まとめ買いなら割引します。
・前払いなら割引します。
・納期が長くてよければ割引します
このような売り文句をよく見ますね。
これらの条件を飲めば、
原価を抑え、利益率が良くなります。
一方で、
・まとめ買いなら割引します。
⇒必要以上の量を買うことに繋がり、在庫の長期化に繋がります。
在庫は、カネがモノに変わっている状態であり、
・前払なら割引します。
⇒仕入れる前に支払うという事は、
支払うこととなり、立替資金が発生し、資金繰りを圧迫します。
・納期が長くてよければ割引します
⇒注文から納品までの期間が長いと、
必要なものを必要なタイミングで必要な量を仕入れるという
在庫管理の基本が出来ない為、結果、不良在庫の発生や
在庫の長期化に繋がり、資金繰りを圧迫します。
このように、利益率と資金繰りが相反することがよくあります。
どちらを優先させるべきかの判断は、
手元資金が潤沢にあり、
であれば、
考えられます。
しかし、資金繰りが楽ではない会社の場合はどうかと言えば、
利益率よりも資金繰りが良くなる方を選ぶべきでしょう。
売上よりも利益を重視して経営することはとても大切です。
そして、
思わぬところで、資金繰り破綻を起こしてしまうことになります。
資金繰りが大変な会社が、
このような判断をして、
ありますので、十分お気を付けください。
========================================
本記事は、赤沼慎太郎発行の無料メールマガジン『起業家・経営者のための「使える情報」マガジン』
から記事を一部抜粋したものです。
メルマガの購読はこちらからお申込み頂けます。