配信日:2017年2月15日
配信日:2017年2月15日
2月も後半に差し掛かりました。来月は3月、年度末ですね。
読者の皆様の中にも決算月が3月だとという会社さんは多いと思い
今年度の着地見込みを計算して決算予測は行っていますか?
3月の数字を締めてみないとわからない。
私の顧問先の会社さんは、毎月の成績と計画とを比較しながら
損益管理を行っていますので、おおよその着地は、
経営をされています。
今年はどの程度の利益が出そうなのか。
利益が出る場合は、税金がどのくらいかかりそうか、
問題なくできそうか。
こういったことを常に把握しながら損益状況と資金繰りを管理する
安定経営のためにはとても重要です。
顧問税理士さんと十分にコミュニケーションを取り、
自社の数字の把握をきちんとされることをお勧めします。
一般的な中小企業は決算が年1回ですので、
1年後の次の決算までずっとその会社の成績表としてついてきます
銀行に融資を申込む際は、2~
融資審査においては、決算内容が最も重要視され、審査のうち7~
決算内容から判断されます。
決算書の他に、試算表や計画書等の提出も求められたりしますが、
あくまでも参考資料であり、決算書ほどのウェイトはありません。
直近の決算内容が悪いけれど、その後に回復してきて試算表では、
十分な利益が出せている。というケースをよく見ますが、
若干のプラス要素にはなっても決算書の悪さを十分にカバーする
ことはできません。
つまり、直近の決算書は、
資金繰りに大きな影響を与える可能性が高いということです。
このように、決算書はとても重要な資料です。
顧問税理士さんに適当に任せておけば良いというものではありませ
また、
事業性評価が重視されていきますが、ぜひ決算が出た後は、
決算説明をして頂きたいと思います。
12月決算の会社さんは、
ぜひ、取引銀行へ決算説明を行ってください。
決算の説明と共に今期計画と3~5ヵ年の中期計画を示すと共に、
改めて御社の事業内容や業界説明、御社の立ち位置、強み・
御社の事をしっかりと説明してください。
近く、設備投資の予定がある場合は、そのことも伝え、
その際に融資を受けることを考えていると伝えておくと、
とてもスムーズに設備資金の手当てができます。
こうした情報開示が今後はとても重要なキーポイントとなります。
上場会社が定時株主総会で株主へ説明を行うように
中小企業は、重要なステークホルダーである取引銀行に
しっかりと説明して理解してもらうことが長期的な経営の発展に
欠かせないものとなるでしょう。
私は、顧問先の会社さんでは、
決算後には、
このような地道な活動をしている会社は一般的には少ないのですが
だからこそ、取引銀行から信頼してもらえ、金融支援を受けやすい
関係構築に繋がります。
ぜひ、御社でも取り組んでください!
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本記事は、赤沼慎太郎発行の無料メールマガジン『起業家・経営者のための「使える情報」マガジン』
から記事を一部抜粋したものです。
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