配信日:2014年4月28日
配信日:2014年4月2日
4月は、新年度の始まり。スタートの季節ですね。
私も4月1日に会社設立のお手伝いをしてきました。
春は、やはり会社設立や創業融資のご相談など創業系の仕事が
増える時期です。
創業支援は、お客さんの大事な一歩のお手伝いをすることなので、
とてもやりがいがあり、こちらも楽しく仕事をさせて頂きます。
さて、創業融資を受ける際は、日本政策金融公庫を活用するケースが多いですが、
日本政策金融公庫は、融資申込み者の「個人信用情報」を照会します。
これは、ローンやキャッシングなどの借入の有無の確認や
過去に破産をしていたり返済の延滞など、いわゆるブラック情報が
ないかを確認するために行います。
ブラック情報が掲載されていると残念ながら融資を受けられる
可能性は極めて低くなります。
多くの方は、ブラック情報とは無縁かもしれませんが、
実は、知らないうちに自分にブラック情報がついてしまう
ということがあり得ます。
これは、ちょっとした問題となっており、
以前、日経新聞の記事にも出ていました。
どういうことかというと、携帯電話の電話料金の支払いが遅れて
しまうことで個人信用情報に傷が付く可能性があるのです。
電話の通話料金の支払い延滞は、個人信用情報に登録されるものでは
ないのですが、問題は、端末の分割払い部分です。
最近は、携帯電話本体の端末代が分割払いとして、通話料と一緒に
請求されているケースが増えましたが、この端末代の部分については、
実は、ローンで購入しており、ローンの返済ということになるのです。
その為、電話料金の支払いを忘れてしまうと、同時にローンの返済も
延滞状態にあることになります。
これが3ヶ月以上滞ると、割賦販売法に基づき信用情報に登録されて
しまうということになります。
特にコンビニ払いなどにしている場合は、ついつい支払い忘れを
してしまうことがあると思いますが、自分がローンの返済を
延滞しているなどと思ってなったという方は多いはずです。
これが原因で個人信用情報に傷が付き、融資を受けられないという
ことはあり得ることです。
事業融資に限らず、住宅ローンや自動車ローンにも影響がありますし、
クレジットカードを作る際にも影響があります。
このようなケースで信用情報がブラックとなってしまった人は、
この3年間で3倍に増えたそうです。
これを問題視し、国も携帯会社に対策を取るように要請したり、
カード会社も柔軟に対応するようにするなど対策は取られているようですが、
各個人が気を付けることが一番大切です。
皆さまもどうぞお気を付けください!
本記事は、赤沼慎太郎発行の無料メールマガジン『起業家・経営者のための「使える情報」マガジン』
から記事を一部抜粋したものです。
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