配信日:2013年5月29日
いろんな企画の同時進行に加え、執筆の仕事の締め切りを6月頭に控えており、
タスク管理の大切さを改めて実感しています。
少しずつ、地道に進めていますが、やりたいこと全てを動かそうとすると
時間がいくらあっても足りませんね。
とは言え、自ら動かないと何も始まりませんので、動くしかありません。
いろいろと考えてはいるけど、行動につながらない。
というケースは多いです。
しかし、考えることも大切ですが、それよりも行動することが重要です。
私は、起業支援や事業再生のお手伝いをしていますが、
どちらも、経営計画を策定して、それを実行し、いわゆるPDCA(※)を
回していくこととなります。
※ PDCAとは、Plan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(評価)⇒Action(改善)の
頭文字4つを並べたもので、マネジメントの管理手法です。
当然ですが、計画を作ったら、行動に移さなければなりません。
計画作りに一生懸命取り組んでも、それを具体的にきちんと行動に
移さなかったために、成果が出ない。という話はよくある話ですよね。
行動に繋げないと、その計画は、まさに「絵に描いた餅」になります。
こういうことが続くと、「計画なんて作っても意味がない。。。」
という考え方につながっていきます。
計画は、作っただけでは意味がありません。
きちんとPDCAを回さなければ、成果として出すことは難しくなります。
「計画なんて・・・」という方は、だいたい計画を実行してない、
つまり、PDCAの「Plan(計画)」の段階で止まり、「Do(実行)」に
進めていないということです。
「具体的に行動する方法がわからない。」
という状態にあるのかもしれません。
やらなければならないことは分かっているけれど、それを具体的に
やるにはどうすれば良いのか、ということが分からないということですね。
この気持ちは、とてもよく分かります。
よくある話ですが、顧問の税理士さんに
「御社は利益が出ていないので、利益を出すようにしてください。」
と、言われて、「そんなことは言われなくてもわかってる!」と
心の中で文句を言っている社長さんは、本当に多いです。
利益を出す為に何をどうすれば良いのか悩んで苦しんでいるのであって、
赤字であることは分かっているし、このままで良い。と思っている社長さんは
いません。
「計画を行動に移す。」この部分がとても重要であり、
一番難しい部分でもあります。
「こうすれば良い」という簡単な答えがあるわけではなく、
その会社の状況に応じて行動しながら、さらに効果的に成果を出していく
方法を探っていくしかありません。
だからこそ、「Plan(計画)⇒Do(実行)」で終わるのではなく、
さらに「Check(評価)」、つまり振り返りをして、その反省をもとに
「Action(改善)」をしていく、そして必要に応じて計画を修正し、
また行動して、振り返って・・・・という具合に続けていく
必要があるのですね。
これを、きちんと継続していける会社が強い会社になっていく
のだと思います。
本記事は、赤沼慎太郎発行のメールマガジン『起業家・経営者のための「使える情報」マガジン』
から記事を一部抜粋したものです。
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