Vol.329 ノーベル賞吉野彰さんに学ぶ

配信日:2019年10月15日

配信日:2019年10月15日

 

先週末は台風で大変でしたが、明るいニュースもありました。
ラグビー日本代表が予選一位で通過し、史上初のベスト8、
決勝トーナメントへの進出には感動しました!

 

そして、リチウムイオン電池の父と呼ばれる
旭化成名誉フェローで吉野彰さんがノーベル化学賞を
受賞されました。

 

満面の笑顔がとても印象的でしたね。

 

そんな吉野彰さんのインタビューを聞いていて、
印象に残ったのが、今は、研究者や研究者を目指す
若い方にとって絶好のチャンスだと言う事です。

 

その理由は、地球環境問題。

 

地球環境問題を解決する技術を見つければ
ノーベル賞間違いなし!という事で絶好のチャンスとのこと。

 

なるほど。
確かに、ピンチはチャンスと言うように、
ある一方の視点ではピンチでも見方を変えればチャンスに
なるということはよくあります。

 

先月、ニューヨークで開かれた「温暖化対策サミット」で
環境活動家のグレタさんのスピーチが注目されましたが、
環境問題は地球規模で重大な課題です。

 

地球の危機ということで、環境問題はネガティブな話題
ですが、見方を変えればこの状況は、大きなチャンスでも
あるという事ですね。

 

こうしたものの捉え方はとても大切なことです。

 

例えば、私は事業再生の支援をしている中で
経営が厳しい状況になっている社長さんからご相談を
受けますが、経営が厳しいという状況も見方を変えれば
一つのチャンスです。

 

会社が順調に成長している間は、見落とされていたり、
気付いていても後回しにしている事がたくさんあります。

 

その一つが、いわゆる無理・無駄の削減です。
例えば、必要ない経費も売上が順調だと問題視されずに
ずっとかかり続けていたりしますが、本来は定期的に
見直すことが大事です。

 

経営改善が必要になった状況というのは、こうしたことを
今一度振り返って見直す絶好のチャンスでもあります。

 

数年、数十年の業歴の中で増えてしまった贅肉を
そぎ落とし、スマートなマッチョに体質改善をしていく
チャンスだと言えるのです。

 

実際に、そうして前向きにとらえて行動される社長さんの
会社は、一時厳しい状況になっても、短期間で回復し、
それまでよりも利益が出やすく、資金繰りも良い会社に
なることができます。

 

どんな状況にあっても前向きに行動し、自分を信じ、
失敗を恐れずに前進する努力を続けることは、
ノーベル化学賞を受賞する研究者も会社の経営者にも
共通する大切な姿勢ですね。

 

それでは、次回もよろしくお願い致します。

 

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本記事は、赤沼慎太郎発行の無料メールマガジン
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から記事を一部抜粋したものです。
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