Vol.198 資金繰り表を作るべき理由

発行日:2013年8月22日

私の経験上、きちんと資金繰り表を作成して自社の資金繰りを
把握されている中小企業はとても少ないです。

また、作っていたとしても、銀行から要求されたからとりあえず
作った程度のものも多く、それを日常の管理に活用できていない
ケースも多くあります。

資金繰り表は、難しいものではなく、足し算と引き算だけの
簡単な資料です。

しかし、はじめの一歩は結構面倒な作業です。
そのせいでなかなか取り組めない社長さんが多くいらっしゃいます。

それでも、やはり資金繰り表は作るべきです。
はじめの一歩さえクリアすれば、その後はとても簡単です。

なぜ作るべきなのでしょうか?

資金繰り表の作成の目的の第一は、自社の資金繰りの未来予測を行い、
将来的なショート(資金不足)を回避することです。

1~3か月先は、ある程度確度の高い予測を行い、
それ以降についてもおおよその見込みで資金繰りを把握します。

多くの中小企業は、土壇場になって資金ショートに気付くので、
後手後手になり、その間の社長の頭の中は資金繰りで一杯になり
気持ちに余裕がなくなる為、本来すべきすべきことに頭を回せない
状況になってしまうのです。

資金繰り管理を行っていれば、前もって気づくので、
早めの対策を取ることができるので、後手には回りません。

また、資金繰り表は、経営の「守り」の部分の資料という
イメージが強いですが、「攻め」のための資料にもなります。

資金繰り表を作っていれば、どれだけの売上を確保すべきなのかが
はっきりわかります。

多くの中小企業の社長さんは、自社の売上の目標が明確では
ありません。

一体、いくらの売上を上げれば良いのか。

それが明確でないため、なんとなく日々を頑張り、預金通帳に
おカネがあればOK、足らなければ銀行から融資を受けて補てんする。
このような経営を行っているケースが多いです。

資金繰り表を作れば、将来的に現預金残を●万円にする為には
これだけの売上を上げていかなければならない。ということが
ある程度見えてきます。

私のお客様には、資金繰り管理を徹底し、そこから見えてくる
売上目標を社長がはっきりと意識することで、売上が前年比で
150%以上も伸びたというケースは結構あります。

目指すべき数字がはっきりするだけで、売上が上がることは
実際にあることです。
社長をはじめとする幹部、社員の数字への意識が変わるだけで、
意外にも簡単に売上が伸びてきたりするものです。

ぜひ、資金繰り表を作っていない会社は作ってください!

本記事は、赤沼慎太郎発行のメールマガジン『起業家・経営者のための「使える情報」マガジン』
から記事を一部抜粋したものです。
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